セラの展示のことを教えてくれたのは、私の仕事場の上司、ドイツ人のメッカでした。
メッカはメトロポリタン美術館で20年以上働く、主に木造芸術品担当の修復師です。
彼女がちょっと興奮気味に、”セラの使っている紙の一部がHIROMI PAPERっていうのよ”と教えてくれました。
HIROMI PAPER ??
確かに私と同じ名前だ。
そんな事もあって、閉館後のドローイング展を訪ねました。
ドローイング展とは呼んではいるものの、セラの描き方はドローイングだけには納まりません。
2次元の中での3次元の表現。
ミディアムは躍動し、その存在を主張します。
セラの現在の作品を思い起こさせる作品たちも。
And, my favorite..............
作品と空間との距離感、関係性について考えさせられました。
そして、HIROMI PAPERに描かれた作品たち。
リチャード・セラという一人の芸術家の歴史を学んだ充実した夜でした。