Thursday, September 1, 2011

番外編:「TRAUMARIS|SPACE」でのイベント


”TRAUMARIS/SPACE”という一度は訪れたい場所が東京、恵比寿にあります。




”トラウマリス”=”トラ”、”ウマ”、”リス”。




かっこいいけどユーモアもある、そんな名前がついたこのスペースを主催するのは、アートライターのChie Sumiyoshiさん。




Chieさんは”ブルータス”や”東京人”などで記事を書く売れっ子アートライターさんであると同時に、”TRAUMARIS/SPACE”を主催し様々なイベントを仕掛ける方。さらにとっても美人、いわゆるスーパーウーマンです。




私が訪れた8月27日は、個展開催中のアオケンこと青山健一さんがご自分の作品の上にデジタルドローイングを、そして詩を朗読されたプラーグダー・ユンさん、その詩とドローイングに合わせてギターを演奏されたKawolさん、さらに、なんと、東京都現代美術館で個展を開催されていた名和晃平さんがスペシャルゲストとしてライブドローイングをされたのです!
















































ライブ前のトラウマリス内。4人のアーティストのコラボレーションということで、開催前は皆さん準備に集中されている様でした。
奥に見えるのがアオケンさんの平面作品たちです。




























































バーカウンター側の店内の雰囲気。右上にある彫刻は名和さんの作品。
左側で帽子をかぶっている女性がChieさん、そしてそのお隣が名和さんご本人です。




実は今年の春にニューヨークのジャパンソサエティーでの日本人作家のグループ展、”Bye Bye Kitty"で名和さんの作品を拝見しました。私が好きな鹿がモチーフになっている事もありましたが、彼の独特な表現方法に目を奪われました。




そんな名和さんの作品に早くから注目されていたのがChieさんで、トラウマリスが六本木にあった頃から、店内では名和さんの作品を観る事ができました。




アオケンさんの作品の世界観も、また全然違って素敵です。
抜群のセンスで配色されたモチーフの中からはその洗練された様子がうかがえますが、それと同時にファインアート特有の力強さ、何か”根っこ”の様なものが感じられます。








































































































平面に収まらない、アオケンさんの表現力。




午後8時、トラウマリスは入りきれないほどのお客さんたちと、期待とに包まれました。
















































写真右上、ドローイングガンで壁に描く名和さん。
彼が描いていたものが画面左上に映し出されています。




























































































そのすぐ隣、画面中央に移る詩の下には、アオケンさんによるデジタルドローイングが観られます。
































































































忘れてはならない、詩を朗読したプラーグダー・ユンさんと、ギターのKawolさん。
特にKawolさんの歌声の素晴らしさには驚かされました。






約2時間の密度の濃いイベントは、とても良いエネルギーに終始包まれていました。
4人のアーティストの同時進行系パフォーマンス、本来ならかなり難しい試みだと思います。




今年の夏の思い出が、またひとつ増えました。
誘ってくれた親友、絵本作家の大川久乃にも感謝です。









参考までに:
トラウマリス公式サイト
http://www.traumaris.jp/


名和晃平公式サイト
http://www.kohei-nawa.net/


青山健一公式サイト
http://aoken.info/


大川久乃ブログ
http://hisanooo.blog4.fc2.com/blog-date-201108.html